探し物はだいたい奴の仕業。ハサミ様との小さな戦争(リトルウォーズ)

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エアコンのリモコンって、一番必要な時に姿を消すことがありますよね。
昨日の夜まで普通に使っていたはずなのに、朝になるとどこを探しても見つからない。

そんな時、私の頭をよぎったのが「ハサミ様」というおまじないでした。

探し物を見つけてくれる存在として語られるハサミ様。

でも本当は、隠しているのもこいつなんじゃないか…。
そう考えると、リモコン探しはハサミ様との駆け引きに変わっていきます。


昨日の夜、寝る前にエアコンのリモコンを使いました。
少し肌寒かったので0.5温度を上げて、そのまま眠りにつきました。

ところが翌朝。
あるはずのリモコンがどこにもありません。
枕の下も布団の隙間も探したのに、影も形も見えないんです。

そこで頭をよぎったのが「ハサミ様」という存在。
なくしたものを探すときに、ハサミをチョキチョキしながら呪文を唱えると見つかるという、あのおまじないです。

でも、ふと思ったんです。
見つけてくれる前に、そもそも隠しているのもお前(ハサミ様)なんじゃないか、と。

昨日まで普通にあったリモコンが、一晩で神隠しに遭うなんて説明がつきません。
今回はハサミ様が「さあ、今日は俺にお願いしてみろ」と私に仕掛けてきた気がします。
だとしたら理不尽極まりない。
完全にマッチポンプじゃないですか。

お前の力なぞ借りるか!

ベッドの下に潜り込んで、ホコリだらけになりながら覗いてみてもダメ。
ソファの隙間に手を突っ込んでみても、指先に触れるのは紙切れや小銭だけ。

不思議なもので、探しているうちにリモコンよりも「ハサミ様」の方が頭から離れなくなりました。

耳の横でチョキチョキしてみようか…いや、それで万が一リモコンが見つかったら奴の思う壺だ。
そういった迷惑系の奴らは相手にしないのが一番効くはずだと。

私は決意しました。
「ハサミ様見つけてください」とお願いはしない。

先生こいつが犯人です。

「おい!ハサミこの野郎!俺の部屋のエアコンのリモコン返せや!!ああん??」

……1時間後。
一度チェックしたはずの飾り棚の下から、なぜか電池の切れたリモコンがひょっこりと出てきました。

これは俺の敗北なのだろうか。

atch-k | あっちけい
Visual Storyteller/Visual Literature
光は、言葉より静かに語る。

Nikon D500を肩に、街の呼吸を撮り歩き、
写真と言葉を一体化させた 写真詩(Visual Literature) を日々発表しています。

人の姿そのものではなく、
人がいた「余韻」や、空気に残る気配。
そこに、言葉を添えるのではなく、
言葉を写真の後ろに置く。
それが、私のVisual Literatureです。

本業は、物流業界での国際コンテナ船・輸出事務。
現場とオフィスの狭間で、
数字・書類・時間に追われながら、
「記録すること」と「伝えること」の重さを
長年、実務として見つめてきました。

その感覚は、
写真詩だけでなく、レビューやコラムにも流れ込んでいます。
体験を切り取り、構造を整え、
読み物として成立するノンフィクションへ昇華する。
事実を並べるのではなく、
判断と文脈で読ませる文章を心がけています。

長編ノンフィクション
『異世界に行けなかった俺の半生。』(全14章)は、
家庭崩壊、絶望、再起、そして静かな再生を辿った実話。
草思社文芸社大賞2025に応募し、
現在の写真詩表現の源泉を、すべて言葉として書き残しました。

写真詩と文章は、別々の活動ではありません。
どちらも、
光と静寂が立ち上がる瞬間を、記録する行為です。

atch-k | あっちけい
Visual Literature Artist
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