
HDMI入力のないカーナビに、Fire TV Stickをつなぎたい。
そこから、私の試行錯誤は始まりました。
私の使っているPanasonicのカーナビ「F1SD」は、外部入力がAUXのみ。
AUXって何だ?RCA?HDMI?何を言っているのかさっぱりわかりません。
「やりながら覚えればいいか!ヨシ!」
最初は単純に、必要なケーブルを揃えれば映るだろうと思って揃えたのですが、
音は出るのに映像が出ない。ノイズまみれの音がスピーカーから聞こえてくる。
そんな状態が続きます。
AUXだからいけるはず。
4極なら映るはず。
そう思い込みながら、色々な規格のケーブルを試すほど、逆に頭は混乱していきました。
原因をたどっていくと見えてきたのが、AUXという名前の曖昧さと、4極ミニプラグの配列の違いでした。
この記事では、AUX入力でつまずいた原因を、RCAとの違いから4極AV配列まで、私の試行錯誤に沿って整理していきます。
私がカーナビをPanasonicのF1SDへ交換した経緯は、ナビ交換の記事にまとめています。
👉 Panasonic F1SDへ交換したときの作業記録はこちら

RCAとAUXはそもそも見た目も役割も違う
カーナビの外部入力を調べ始めたとき、最初に混乱したのが「AUX」と「RCA」の違いでした。
私の中ではシンプルで、
この見た目の違いが、実はそのまま役割の違いでもあります。
RCAは、映像(黄色)と音声(赤・白)が最初から分離されている端子です。
昔のゲーム機やDVDプレーヤーをつないでいた、あのケーブル。
映像前提で作られているので、接続の仕組みはかなりシンプルです。
対してAUXは、基本的には一本の3.5mm端子で、もともとは音声入力として使われることが多かった端子です。
スマホや音楽プレーヤーをつなぐという使い方が中心で、すべてのAUX端子が映像に対応しているわけではありません。
ここが最初の落とし穴でした。
外部入力と書かれていると、「AUXでも映像が入るのでは?」と思ってしまいます。
実際に調べてみると、AUXと呼ばれていても中身はさまざまで、
- 音声専用のAUX
- 映像に対応した4極AV端子
- メーカー独自仕様の入力
などが混在しています。
つまり、AUXという名前だけでは何ができるのか分からない。
この違いを理解しないままケーブルを先に選ぶと、「音だけ出る」「映像が出ない」という状態にそのままつながってしまいます。
私も最初は「AUX=ひとつの規格の外部入力」と思い込んでいて、
ここから「3.5mm端子の種類」という、さらにややこしい話に入っていきます。
いや、頑張って整理します。
分かりやすい様に。
見た目は同じなのに中身は別物|AUX 3.5mm端子の種類(TRSとTRRS)
AUX端子について調べて、次にぶつかったのが「3.5mm端子にも種類があると知ったこと」でした。
同じAUX端子に見えるのに、ケーブルによって映像が出たり出なかったりする。
最初は不良品のケーブルかと思ったのですが、原因はもっと単純で、見た目が同じでも中身の構造が違っていたんです。
3.5mm端子には大きく分けて2つの種類があります。
ぱっと見ではほとんど同じですが、端子の金属部分に入っている“黒い線(絶縁リング)”の数で区別できます。
・黒線が2本なら3極(TRS)
・黒線が3本なら4極(TRRS)
3極は、一般的なイヤホンなどで使われる音声用の端子です。
左右の音声とGND(いわゆるアースのこと)で構成されているため、基本的には映像信号は使えません。
RCA端子でいえば「赤」「白」の音声端子に、アースが付いているイメージです。
一方、4極のTRRSになると話が変わります。
音声に加えてマイクや映像など、追加の信号をまとめて送れるようになっています。
ここで「4極なら映像が出るのか」と思いがちですが、実はそれも単純ではありません。
4極端子は規格が完全に統一されているわけではなく、
メーカーや用途によって信号の並び方(配列)が違います。
つまり、
この時点で、AUX周りが一気にややこしくなっていきました。
同じ4極でも中身は違う|Tip / Ring / Sleeve で見るAV端子の配列

3.5mmの4極端子(TRRS)まで分かったところで、さらにややこしい壁にぶつかりました。
「4極なら映像が出るはずなのに、なぜか映らない。」
原因は、4極端子の配列にありました。
4極の3.5mm端子は、先端から4つの区画ごとに、それぞれ役割が決まっていたんです。
先端から見ると構造はこうなっています。
- Tip(先端)
- Ring1
- Ring2
- Sleeve(根元)
黒い絶縁リングで区切られている部分ごとに、流れている信号が違います。
ある機器では、
先端から、映像 → 音声 → 音声 → アース
という並びでも、別の機器では、
先端から、音声 → 音声 → 映像 → アース
という順番になっていることがあります。
見た目は同じ4極でも、中の信号の並び方が違えば、接続しても映像は出ません。
実際に私もケーブルを何本か購入し、試してみて、音だけ出たり、まったく反応しなかったりと、かなり混乱しました。
ここを理解したあたりから、AUX周りの調査が一気に難しくなっていきました。
カーナビ側の配列をマニュアルで再確認してみた
配列がメーカーや機器ごとに違うと分かってから、まず最初にやったのがカーナビのマニュアルの再確認でした。
カーナビから出ているAVインターフェイスの仕様を改めて確認し、4極ミニプラグの配線パターンをチェック。
結果、私のナビのAUX入力は先端から、
という配列であることが分かりました。
調べていくと、4極AV端子の配列は1種類ではなく、いくつか代表的なパターンが存在しました。
見た目は同じでも、中の並びが違えば正常に映像は出ません。
代表的な配列はこのあたりです。
▶ 上から音声(白・左)→映像→アース→音声(赤・右)
▶ 上から音声(赤・右)→アース→映像→音声(白・左)
▶ 上から音声(白・左)→音声(赤・右)→アース→映像
▶ 上から映像→音声(白・左)→音声(赤・右)→アース
こうして並べてみると分かりますが、同じ4極でも映像の位置がまったく違います。
つまり「4極だから大丈夫」ではなく、自分のナビの配列に合っているかどうかが全てです。
ここまで確認できて、ようやくケーブル選びの基準がはっきりしました。
ホッとしましたね。
まとめ|配列が分かって、接続の考え方が整理できた
ここまで配列を確認して、ようやく頭の中が整理できました。
それまでは「4極ならいけるはず」「ケーブルが悪いのかもしれない」と、原因が曖昧なまま手当たり次第に試していた状態でした。
でも、マニュアルで配列を確認してからは早かったです。
音声(白・左)→映像→アース→音声(赤・右)
この順番が分かったことで、必要なのはなんとなく4極のケーブルではなく、この配列に合った変換だと理解できました。
ここでようやく、
- なぜ音だけ出ていたのか
- なぜまったく反応しないケーブルがあったのか
すべてが一本につながりました。
AUX周りの調査はここで一区切りです。
実際に私が最終的に行ったHDMI接続の方法については、
👉 HDMI接続の記事にまとめています。
同じようにAUXやRCA、HDMIとの接続や変換で悩んでいる方は、こちらも参考にしてみてください。


