
週末の早朝、
Nikon D500に600mmを装着したまま、カメラバッグを背負う。
向かうのは、いつもの公園。
空気がまだ冷たい。
手にしたのは、スウェーデン発のバックパック――
ガストンルーガ DuoSeal 14” と Rullen 16”。
撮影地まで電車で移動しながら、
どちらが本当に“撮る人の相棒”になれるのかを確かめてみた。
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DuoSeal 14”とRullen 16”の違い


最初に手に取ったのは、DuoSeal 14。
次にRullen 16を背負った瞬間、
「同じブランドでも、ここまで違うのか」と思った。
ガストンルーガのバックパックは、
デザインの方向性こそ共通しているが、
使い心地も印象も、まるで別世界だった。
サイズと収納力の差

最初に感じたのは、収納力の“余白”だ。
DuoSeal 14 の内容積は約12L。
D500に単焦点レンズ1本を付けて出かける日には、ちょうどいいサイズ。
軽く、背中のラインを崩さない。
一方、Rullen 16 は22.5L。
数字以上に「入る」感覚がある。
望遠レンズを装着したままのD500もすっぽり収まり、
レンズ2本と小型三脚を入れても、まだ余裕がある。
容量差は約10L。
この差が、実際の撮影では「1日」ではなく「数日」分の余裕になる。
構造と素材の違い


DuoSeal はフラップ+スライドロック式。
ワンタッチで開け閉めでき、街中でのスナップ撮影に向く。
防水コーティングされたリサイクルポリエステルは、
光を柔らかく反射して、見た目も軽やか。
Rullen はロールトップ構造。
上部を巻き込むことで高い防水性能を発揮する。
そのぶん、開閉にはひと呼吸かかるが、
雨や砂埃から機材を守る安心感は格別だ。
スピード重視のDuoSeal、
安心重視のRullen。
構造そのものが、使う人のスタイルを選ばせる。
また、どちらも素材は「リサイクルポリエステル」だが、
触った感触も質感も、全く異なるという点は注意しておきたい。
実際の使い分け(撮影シーン別)
- DuoSeal 14″ → スナップ・街歩き・通勤撮影に。
- Rullen 16″ → 風景・旅・天候変化のあるロケに。
どちらも美しいが、立ち位置は明確だ。
DuoSeal は「軽やかに撮る人のバッグ」、
Rullen は「確実に持ち運ぶ人のバッグ」。
写真撮影で使って感じたこと


最初に DuoSeal 14″を背負って出かけたのは、曇りの日の街角だった。
リュックそのものが軽く、歩くたびに背中の空気が抜けるような感覚があった。
信号待ちのあいだにカメラを取り出して、素早くシャッターを切る。
あの瞬間、「これは撮影用だ」と直感した。
雨上がりの午後、今度は Rullen 16″を選んだ。
空にはまだ薄い雲が残り、アスファルトから湿った匂いが立ち上る。
ロールトップを開けると、機材が静かに並んでいる。
Nikon D500、望遠レンズ、三脚。
その重みが頼もしい。
街を撮るときは DuoSeal。
自然を撮るときは Rullen。
ガストンルーガのバッグは、どちらも撮るという行為を支える道具だった。
DuoSeal は動の瞬間。
Rullen は静の時間。
同じカメラを入れても、背負った背中のリズムが違う。
日常と旅、どちらに向くか
写真を撮る日は、いつも荷物の量でその日の気分がわかる。
軽く歩きたい朝は、DuoSeal 14″。
財布、スマホ、そしてNikon D500に単焦点レンズを一本。
背負った瞬間に、肩の力が抜ける。
街のざわめきに溶け込みながら、何気ない瞬間を切り取るのにちょうどいい。
一方で、遠出や天候の読めないロケには Rullen 16″を選ぶ。
三脚、予備レンズ、そして防水仕様の安心感。
少し重いが、それも含めて「準備を背負う」感覚だ。
駅のホームで風に吹かれながら、撮影のイメージを考える時間が好きだ。
DuoSeal は“街の相棒”。
Rullen は“旅の相棒”。
どちらも写真を撮る人の背中で、静かに役割を果たしてくれる。


使ってみてわかった、少し気になるところ

DuoSeal 14”
軽くて扱いやすいぶん、素材が少し柔らかめ。
底の生地が薄く感じる場面もあって、カメラやレンズをそのまま入れるのは少し不安だった。
インナーケースを合わせれば、安心して使えると思う。

Rullen 16”
収納力は抜群だけど、バッグの深さがそのまま“探しにくさ”にもなる。
小物をそのまま入れてしまうと、手探りで探すことになる。
実用的に使うなら、インナーケースはほぼ必須だ。
情報整理ボックス(仕様比較)
| 項目 | Rullen 16″ | DuoSeal 14″ |
|---|---|---|
| 表面 | 両サイドにペットボトル収納ポケット+ジッパー付きフロント収納 | 斜めジッパーの小物収納ポケット |
| 裏面・内部 | 16インチPC対応コンパートメント+チケット・小銭ポケット | 14インチPC対応インナースリーブ |
| 容量 | 約22.5L | 約12L |
| 重量 | 約1.1kg | 約0.55kg |
| 素材 | 防水リサイクルポリエステル/ロールトップ+スライドロック | 防水リサイクルポリエステル/フラップ+スライドロック |
| 想定シーン | 旅・風景撮影・屋外ロケ | スナップ・街歩き・通勤撮影 |
| 特徴キーワード | 大容量・防水・安定感・安心収納 | 軽量・機動性・デザイン性 |
PC収納性能の違い|16インチか13インチかで選ぶ
通勤の朝。カバンの中で、PCがすっと収まるかどうかで、その日のストレスは決まる。
思った以上に、この「1秒の迷い」が積み重なる。

RullenのPCスリーブは深い。
16インチのMacBookクラスでも、吸い込まれるように入っていく。
奥でしっかりホールドされるから、移動中もブレにくい。

DuoSealは13インチが最も気持ちよく収まる。
背面アクセスなら、電車の中でも取り出す動作がスマートだ。
その“取り出す瞬間の軽さ”が、じわじわ効いてくる。
- 16インチ中心で使う人 → Rullenが確実
- 13インチ中心・通勤で頻繁に出す人 → DuoSealが快適
- PCの重さがある場合は、背面アクセス式のほうが腕と肩がラク
- ロールトップ(Rullen)は保護力が高く、移動が多い人に向く
どちらを選んでも間違いじゃない。
ただ、あなたがよく座る電車の席。
その膝の上に置いたときの「感覚」が、最終的な答えになる。
まとめと選び方の指針
どちらが良いかは、「どんな風に撮りたいか」で決まる。
もしあなたが、
日常の中でふと立ち止まり、
光の加減や人の表情を軽やかに切り取りたいなら――DuoSeal 14”。
その軽さとスリムな形は、通勤や街撮りにちょうどいい。
背中にかかる圧が少なく、機材の重さを感じさせない。
一方で、
旅に出て、
天気や時間に関係なく撮り続けたい人には――Rullen 16”。
防水と大容量の安心感が、撮影の自由を広げてくれる。
雨に濡れても、中の機材は静かに守られている。
どちらも美しいが、選ぶ基準は“背中の感覚”だ。
あなたが一番長く歩きたい場所で、
自然に馴染む方を選べばいい。
ガストンルーガ DuoSealとRullenの違い・口コミ・防水性に関するFAQ
どちらを選ぶか迷ったら
結論は、撮る時間の過ごし方で決まる。
DuoSeal 14” は、軽やかに動きたい人のためのバッグ。
肩に乗せた瞬間、ふっと重さが消える。
通勤の途中でカメラを取り出しても、街の空気にすっと馴染む。
Rullen 16” は、旅の光を追う人に向いている。
22.5Lの深さが、撮影道具だけでなく“迷い”まで包み込むようだ。
雨に打たれても、ファスナーの奥で静かに守られている安心感がある。
どちらも、北欧の静けさをまといながら、
撮る人の一日を、少しだけ美しくしてくれる。
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