資生堂タクティクスが販売終了するってマジすか?
今日は、資生堂の伝説的な香水「タクティクス」についてお話しします。
「資生堂タクティクスが販売終了」
ネットでそんな記事を見かけました。
えっ!?
今はもう使ってはいないけれど「タクティクス」は、私が学生だった頃に大流行した香水です。
せめて販売が終了してしまう前に、一つでも買わなければ!
情報の裏付けを取るため、ネットで検索してもそんな情報はどこにもない。
結論:ガセでした。
どうやら流通が一時停止していたことが噂の原因の様ですね。
とりあえずは販売終了していなくて良かったです。
\ TACTICブランドは資生堂公式サイトで購入できます /
資生堂公式サイトなら売り切れの心配なし!
「商品カタログ」⇨「ブランドを探す」の「タ行」にTACTICSシリーズが販売されています。
その際、別の資生堂ブランドになりますが、「MG5」販売終了のお知らせを見かけました。
「MG5」は、私より少し上の世代の方が使っていた、資生堂の整髪料ブランドです。
名前を知っているだけに、少し寂しいものがありますね。
さて、そんなことがあったので、久々に中学・高校時代の思い出の香りを嗅いでみるか!と「タクティクスコロン」を購入することにしました。
三十数年年ぶりの購入でウキウキするぜ。
タクティクスは、グリーンフローラルのさわやかな香り。
昭和に流行した香水ではありますが、令和の現在でも「いい香りだなぁ」と感じることのできる香水です。
フローラルの甘い香りとグリーン&スパイシーの爽やかな香り。そしてムスク。
定番な香りの組み合わせではありますが、「タクティクス」をつけた人とすれ違うと「お!タクティクス」と反応しちゃいますね。
昭和世代の知り合いがいたら、ぜひ一度タクティクスをつけて相手の反応を楽しんでみてください。
きっと「タクティクス」についての経験談が聞けるはずです。
今回は資生堂の香水「タクティクス」について記事にしましたので、ぜひ最後までお付き合いください!
タクティクスと言えば、紡木たくの「ホットロード」ね。
私は「瞬きもせず」の方が好きだけど。
お前いくつだよ・・・。
資生堂 タクティクスコロン
情熱と余裕を感じる新鮮で自然なグリーンフローラルの香りで、インターナショナルな感覚を持った男性用化粧品ブランド。
コロン、スキンケア、ヘアスタイリングアイテムを揃え、インテレクチュアルな冷静さをともなった男たちへスリリングな風を運びます。
資生堂公式サイトから引用
私とタクティクスとの出会い
タクティクスは1980年から1990年の間に流行した、資生堂の男性用化粧品ブランドです。
香水の他にもフェイスクリームや、ヘアリキッドなどの商品を展開しています。
タクティクスが発売されたのは、1978年04月21日。
なんと45年も前なんですね。さすが歴史があります。
私がタクティクスと出会ったのは約三十数年前の中学生時代。
三十数年前。学生時代。- 中学軟式野球部 –
サッカー部、テニス部、バスケ部の皆さんは、女子にモテるんですよね。
だって髪型がカッコいい。多少不細工でも、髪型がカッコよければ雰囲気は作れます。
当時の私はバリバリの野球部でした。
部員全員が漏れなく坊主頭の、おしゃれとは程遠いジャガイモ野郎。
野球部だってモテたいじゃないですか。
マネージャーとの恋愛?「はあ?」弱小野球部にそんな人いるわけないですよね?
野球部のマネージャーなんて、「タッチ」でしか見たことありません。
というわけで、我々野球部は、部活を引退した「パイセン」達から情報を引き出し、ある香水の存在を知ることになりました。
それが「タクティクス」です。
いやあいい香りですよ。甘いだけじゃないスパイシーな香り。
まさにモテ男の香りですね。
つけましたね。野球部の半数はつけましたね。
適量なんて知りません。ドバドバつけまくりました。
結果。
- 野球部顧問および生活指導からの厳しい個別指導
- 学校への香水の持ち込み、および使用の禁止(元々禁止)
- 「野球部の香水がくさすぎる死ね」と女子からのクレーム
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終了。
タクティクスといったらヤンキーが紐付く理由
タクティクスといえば、必ずと言っていいほど「漫画 ホットロード」の名前が上がりますよね。
「ホットロード」は1986年1月から1987年5月まで「別冊マーガレット」で掲載された、漫画家「紡木たく」さんの作品です。
2014年に能年玲奈(現在は「のん」)さん主演で映画化されています。
この漫画は完全に時代の象徴でした。特に女子の人気は凄かったですよ。
「ハルヤマがさー」「和希がさー」なんて会話が、教室のどこからか聞こえてきます。
漫画の内容はモロに昭和の暴走族。
まだヤンキー(当時はツッパリと呼んでいた)が流行していた「80年代」の漫画です。
昭和のツッパリといったら短ランや長ラン、ボンタンにドカンに特攻服。
女子は袖をまくってロンタイですよ。
まあ漫画の内容自体は忘れていますが。
で、その主要人物である主役「和希」の彼氏、「ハルヤマ」こと、「春山 洋志(はるやま ひろし)」が好んで使ってい香水が「タクティクス」なんですね。
ヒロインの彼氏がつけている香水ですよ。
さらに「ハルヤマ」が所属する暴走族「NIGHTS」のリーダー「トオル」の彼女「宏子」もタクティクスをつけている描写があります。
爆発的人気を誇る漫画の主要人物が、ここまで「タクティクス」推しすれば、そりゃ流行るってもんです。
かくして「タクティクス」イコール「ヤンキー」の構図が出来上がっていったわけなんですね。
タクティクスをアロマディフューザーで使ってみた
香水をアロマディフューザーで使ってみたいな。
そう考える方も多いんじゃないでしょうか。
その悩み解決します!
絶対やめておいた方がいいです。
理由は幾つかあるんですが、まず「体につけた時のような爽やかな香りは広がりません」
私は車の中で、ネブライザー式ディフューザーを使ったんですが、これがまたクサい!
本能が「やばい」と伝えてくる香りです。
こんな香りを嗅ぐくらいなら、直接シートにでも振りかけたほうがマシですよ。絶対。
で、香水の減り方が早い。
いや早いなんてもんじゃないです。
3日で10mlのアロマボトルに入れた「タクティクス」が無くなります。
これって蒸発や揮発に近いんじゃないでしょうか。
体にも良くないと思いますので、タクティクスに限らず、香水を「ネブライザー式アロマディフューザー」で使うのはやめておきましょう。
車で使うアロマディフューザーを紹介しています
まとめ | 資生堂タクティクス – 昭和世代の心を掴む伝説の香り
今回の記事では、資生堂の香水「タクティクス」をご紹介しました。
昭和世代にとっては、とても懐かしい青春の香りです。
- つけまくってスメハラする奴が沢山いた。
- ヤンキーの香りだから嫌いって人も多かった
こんな負の一面を持ち合わせた香水ですが、海外進出を果たしたことだってあるんです。
そんな日本を代表する昭和の香水「タクティクス」を知らない方は、ぜひ一度試してみてください。
想像以上のいい香りに驚くと思いますよ。
コメント
コメント一覧 (4件)
昔、コロンは「アメリカ製 小分け:資生堂」なる表記があり、何か「特別な香り感」を醸していました。同じ表記は、女性用の「インウイ」でもあり、この二つは特別なモノがなのかな❓と、当時の中学生は感じました。
また、「コロン・コンセントレート」なる濃縮版があり、僅か60mlで3,000円(消費税導入のはるか前。『コロン』は倍量で3,000円。KOSEの同価格帯「シルバースタッグ」にもありました)と、当時としては高価格で、ボトルもフロスティタイプで差別化し(フロスティボトルというのが、高級コニャック を思わせました)そこに光沢のある「T」が映えて、カッコよかったですね。
過日、近所のヨーカ堂で見つけて懐かしく、トニックとコロン(大容量の240mlボトル)を購入しました。
資生堂のメンズとしては、比較的新しい(確か1975年の発売)ラインですが、他に類例のない香りとボトルデザイン。末永く製造して欲しいと思います。
あと、「コロン・コンセントレート」も、限定でいいので、リヴァイヴァルして欲しいですね。
最近、地元のヨーカ堂で見つけて、ヘア・トニックを皮切りに、風呂上がりのアフター・シャワー・コロン、一番大きい240ml入りのコロンを買いました。いやぁ、懐かしいですね。本品の前は、エロイカのヴァリアントというライン、その後、ハイティーンからハタチ頃は、えらくロング・ラスティングで終日香りが保つ、アラミス900コロンにシフトし、タクティクスとは疎遠になりました。同じ頃アメ横で、ディオールのオー・ソヴァージュをヤスく買ったりしていましたね。
ちなみに本作は、オー・ソヴァージュが持つ、従来のメンズには見られない鮮烈と洗練にインスパイアされたのでは❓というのが私見です。
「オー・ソヴァージュなくしてタクティクスなし」と、今も確信しています。
あと、60mlで3,000円だった、唯一フロスティボトルに入っていた「コロン・コンセントレイト」も、限定でいいので、リヴァイヴァルして欲しいですね。
すみません。前便がまだ承認待ちとは知らず(送り損ねたかな❓)と再送してしまいました。重複がありますが、ご容赦ください。
神々の雫さん
とても詳しくコメント頂き、ありがとうございます。
すごい知識を持たれているんですね!
びっくりしました!