サンシェードは色と断熱構造で効果が決まる|安物が効かない理由と失敗しない選び方

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車種専用の高性能サンシェード。遮熱も遮光も優れている

サンシェードを選ぶとき、色で迷うことがあります。

① 何だかシルバーは涼しそう。
② 黒は熱を吸収しそう。
③ 白は見た目がちょっと爽やか。

実際、色を基準にサンシェードを選び、
「思ったほど涼しくならない」と感じたことがあるんじゃないでしょうか。

何故、思ったほどの効果が出ないのか?
はい。原因はシンプルです。
サンシェードの効果は、色だけではなく断熱構造で決まるからです。

遮光できても、遮熱できていなければ車内温度は上がる一方。
見た目が似ていても、構造が違えば効果はまるで別物です。

この記事では、

  • サンシェードの色によって何が変わるのか
  • なぜ安いサンシェードは効かないのか
  • 暑さを緩和する断熱構造とは何か

を整理しながら、
失敗しない選び方を判断できるように解説していきます。

目次

色の選択でサンシェードはここまで効果が変わる

サンシェードは、どれも同じように見えますが、
実際の効果は「色」で大きく変わります。

見た目の好みだけで選ぶと、
機能にほとんど差が出ないケースも珍しくありません。

ここでは、サンシェードの色ごとに、
そこで何が起きているのかを整理します。

シルバー系が遮熱に強い理由

シルバー系のサンシェードは、
太陽光を反射して車内に熱を入れにくくする構造になっています。

直射日光を受けても、
熱の多くを外へ跳ね返すため、

・ダッシュボードの表面温度が上がりにくい
・車内全体の温度上昇が緩やか

という違いが出ます。

真夏の暑さ対策を重視するなら、
遮熱性能という点ではシルバー系が最も効果が高いです。

黒・ダークグレー等の濃色系が眩しさを抑える理由

濃い色のサンシェードは、
光を反射せず吸収する性質を持っています。

そのため、

・車内への照り返しが少ない
・車中泊時など、外部からの眩しさを抑えられる

というメリットがあります。

ただし、
黒い色そのものに強い遮熱効果があるわけではありません。

構造次第では、
熱を吸収して車内へ伝えてしまうケースもあります。

ホワイト系だけでは遮熱が弱い理由

白系サンシェードは、
見た目が柔らかいので、選ばれやすい色ではありますが、
遮熱性能自体は、そう期待できるものではありません。

そもそもの反射性能が弱いため、

・日差しは遮れる
・しかし熱は通過しやすい

という状態になりやすく、
体感的に、「これ断熱されていないんじゃないか?」と感じるケースも多いでしょう。

ここまで見ると、
「ならシルバー系が最適解か」に見えるかもしれませんが、
色だけでは本当の遮熱効果は決まらないのです。

次の章では、
なぜ「色だけ変えるだけじゃ足りないのか」を解説していきます。

色だけでは断熱効果が足りない本当の理由

日差しを反射するシルバー系を選んだのに、
思ったほどサンシェードの効果が出ていない。

こんな経験をしている人も多いです。

色はあくまで入口でしかなく、断熱できているかどうかは、
サンシェードの構造がポイントになります。

遮光できても熱はそのまま通過している

多くの安価なサンシェードは、
見た目がシルバーでも「薄い一枚構造」だったりします。

このタイプは、

・光はある程度反射する
・しかし熱エネルギーは簡単に通過する

という状態になります。

その結果、

シェード自体がすぐに熱を持ち、
その熱が車内へ放出されていきます。

つまり、
日差し自体は防げても、熱がスルーされているのです。

単層構造がすぐ熱くなる仕組み

単層タイプには、
熱の侵入を止める「断熱層」が存在しません。

  • 太陽光を受ける
  • 表面温度が上がる
  • そのまま裏側へ熱が伝わる

この流れを止められないため、
時間が経つほど車内は暑くなっていきます。

どれだけ色が反射系でも、
構造が一枚だけなら効果には限界があります。

重要なのは、
車内に熱が入り込むかを決めているのは、色ではなく断熱構造だという点です。

次の章では、
本当に車内温度を抑える高性能サンシェードの構造を解説します。

高性能サンシェードの断熱構造とは

車内温度をしっかり抑えているサンシェードには、
共通した構造があります。

それは、熱の侵入を段階的に止める多層構造です。

見た目が似ていても、
多層構造サンシェードの中身はまったく別物です。

反射層で直射日光を跳ね返す

高性能タイプの表面には、
アルミ蒸着などの反射素材が使われています。

この層が、

・太陽光を外へ反射する
・熱エネルギーの侵入を大きく減らす

という役割を果たします。

最初の段階で熱を弾くことで、
車内へ入り込む量そのものを抑えます。

断熱層で熱の侵入を食い止める

反射しきれなかった熱は、
中間にある断熱層で止められます。

この層には、

・空気層
・発泡素材
・クッション構造

などが使われ、
熱が一気に伝わるのを防ぎます。

ここがあるかないかで、
体感温度に大きな差が出ます。

車内側へ熱を戻さない裏地構造

内側には、
ブラックやダークグレーの布素材が使われることが多くなっています。

この裏地が、

・反射による照り返しを防ぐ
・熱を拡散させず留める

役割を持ちます。

その結果、
熱が車内へ再放出されにくくなります。

この三層構造によって、

熱を……
反射する → 止める → 戻さない

という流れが完成します。

次の章では、
この構造差によって実際にどれくらい体感が変わるのかを比較していきましょう。

色と構造の違いでここまで体感が変わる

サンシェードの効果は、理屈よりも体感差がすべてです。
色と断熱構造の有無によって、真夏の車内環境が変わります。

単層シルバータイプの場合

見た目は遮熱できそうでも、実際は日差しを和らげているだけ。
数分でシェード表面が熱くなり、その熱が車内に余裕で伝わっていきます。

  • ハンドルがすぐ熱くなる
  • ダッシュボードの温度がほとんど下がらない
  • エアコンを入れても冷えにくい

「サンシェードをつけているのに暑さかわってねえ!」
と感じやすい状態です。

白布タイプの場合

直射日光はやわらぎますが、熱の侵入はほぼ防げません。

  • 眩しさは減る
  • しかし車内温度は大きく変わらない

日よけや目隠しとしては使えても、
真夏の暑さ対策としては、ちょっと力不足です。

多層断熱構造タイプの場合

反射と断熱の両方が働くため、体感温度が明らかに変わります。

  • ダッシュボードが触れる温度に近づく
  • エアコンの効きが早くなる
  • 駐車後の車内のムワッと感が少し減る

上記の様に「暑さそのものが入りにくい」状態になります。

ここまでの差が出る理由は、
色だけでなく熱の流れを、構造で止めているかどうかにあります。

次の章では、
購入前に「効果的なサンシェードと、雰囲気サンシェード」
を見抜く具体的なチェック方法を整理します。

失敗しない人が見ている3つのチェックポイント

サンシェード選びで後悔している人の多くは、色や価格、ブランドだけで判断しています。
一方で、満足している人は構造を確認してから選んでいます。

購入前に見るべきポイントは以下の3つです。

  • 表面が反射素材になっているか
  • 中間に断熱層が入っているか
  • 裏面が暗色素材になっているか

① 表面が反射素材になっているか

商品画像や説明に、

・アルミ蒸着
・反射フィルム
・遮熱反射層

といった表記があるかを確認します。

布だけの表面や、反射しないマット素材の場合、
遮熱性能はあまり期待できません。

② 中間に断熱層が入っているか

高性能タイプは、必ず「多層構造」「断熱層」の説明があります。

図解で構造を示している商品は、
断熱性能に自信があるケースがほとんどです。

単層と書かれている、もしくは構造説明がないものは、
日よけレベルと考えて問題ありません。

③ 裏面が暗色素材になっているか

車内側が、

・ブラック
・ダークグレー

などの暗色布になっているものは、照り返しを抑えやすくなっています。

裏面までシルバーや白系の場合、
光の反射で逆に眩しく感じることがあります。

この3点が揃っていれば、「外れサンシェード」をつかむことは無いでしょう。

次の章では、
これらを踏まえた最終的な結論をまとめます。

結論|本当に選ぶべきサンシェードの条件

ここまで見てきた通り、
サンシェードの効果は「色」だけではなく構造で決まります。

シルバーに見えても単層なら日よけ止まり。
白布タイプも暑さ対策としては力不足です。

車内温度をしっかり抑えたいなら、選ぶべき条件は明確です。

  • 外側:反射素材で直射日光を跳ね返す
  • 中間:断熱層で熱の侵入を止める
  • 内側:暗色裏地で熱と反射を車内へ戻さない

この多層構造こそが、
サンシェードを実用レベルで使える唯一の形です。


▶ ロール式サンシェードという選択

これまで整理してきた断熱構造を採用しつつ、
毎回折りたたむ手間すら必要ない、ロール式のサンシェードという選択肢があります。

その条件を満たしている製品のひとつが「シンシェード」。
車内に常時設置しておくタイプで、収納が一瞬・展開に約2秒という製品です。

遮熱性能に加えて、日常で使い続けやすい設計まで考えられており、
実際に使用してみても、遮熱と使い勝手の両立が確認できました。

構造の詳細や使用感、
向き不向きについては、以下の記事で整理しています。

👉 シンシェードの構造と実使用レビューを確認する

サンシェードの色・遮熱効果に関するFAQ

サンシェードはシルバーなら全部「遮熱」できますか?

できるとは限りません。シルバーでも単層タイプは日差しを弱めるだけで、熱が通過しやすい構造が多いです。遮熱を狙うなら「反射層+断熱層+暗色裏地」の多層構造かを確認してください。

遮光率99%なら車内温度も下がりますか?

遮光率は「光をどれだけ遮るか」の指標で、車内温度(遮熱)とは別です。眩しさは減っても、断熱層がないと熱が入り続けるため、体感温度は大きく変わらないことがあります。

黒いサンシェードは熱を吸って逆効果ですか?

外側が黒い布だけだと熱を持ちやすく機能的には不利です。ただし高性能タイプは「外側=反射(シルバー)」「内側=暗色」の組み合わせが多く、内側が暗色なのは照り返しを抑える目的でむしろ有利です。

白いサンシェードは涼しそうですが、効果はどうですか?

白い布だけのタイプは日よけにはなりますが、遮熱は弱いことが多いです。見た目より「反射層」「断熱層」の有無が効果を左右します。

安物と高性能の違いは、結局どこを見れば分かりますか?

ポイントは3つです。①表面が反射素材(アルミ蒸着など)か、②中間に断熱層があるか、③裏面が暗色で反射を抑える構造か。商品ページに多層構造の説明や図解があるかも判断材料になります。

折りたたみ式とロール式で、遮熱性能は変わりますか?

方式そのものより「断熱構造の有無」と「フロントガラスへのフィット性」で差が出ます。隙間が多いと熱が入りやすく、体感が落ちます。選ぶ際は多層構造に加えて、車種に合うサイズ・形状かも確認してください。

裏面がシルバー(または白)だと何が問題ですか?

車内側で光が反射しやすく、眩しさや照り返しが気になることがあります。暗色裏地の方が反射を抑えやすく、運転席の体感が安定しやすいです。

結局、真夏に効くサンシェードの条件は何ですか?

真夏対策なら「外側の反射素材」「中間の断熱層」「内側の暗色裏地」の3点が揃った多層構造が条件になります。加えて、フロントガラスにフィットして隙間が少ないほど効果が落ちにくいです。

atch-k | あっちけい
Visual Storyteller/Visual Literature
光は、言葉より静かに語る。

Nikon D500を肩に、街の呼吸を撮り歩き、
写真と言葉を一体化させた 写真詩(Visual Literature) を日々発表しています。

人の姿そのものではなく、
人がいた「余韻」や、空気に残る気配。
そこに、言葉を添えるのではなく、
言葉を写真の後ろに置く。
それが、私のVisual Literatureです。

本業は、物流業界での国際コンテナ船・輸出事務。
現場とオフィスの狭間で、
数字・書類・時間に追われながら、
「記録すること」と「伝えること」の重さを
長年、実務として見つめてきました。

その感覚は、
写真詩だけでなく、レビューやコラムにも流れ込んでいます。
体験を切り取り、構造を整え、
読み物として成立するノンフィクションへ昇華する。
事実を並べるのではなく、
判断と文脈で読ませる文章を心がけています。

長編ノンフィクション
『異世界に行けなかった俺の半生。』(全14章)は、
家庭崩壊、絶望、再起、そして静かな再生を辿った実話。
草思社文芸社大賞2025に応募し、
現在の写真詩表現の源泉を、すべて言葉として書き残しました。

写真詩と文章は、別々の活動ではありません。
どちらも、
光と静寂が立ち上がる瞬間を、記録する行為です。

atch-k | あっちけい
Visual Literature Artist
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